今年第1四半期の正式な国内総生産(GDP)は、6月1日にブラジル地理統計院(IBGE)から発表されるが、中銀では毎月IGBEのGDP伸び率の発表前に、先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表している。 昨日発表されたGDP伸び率の先行指標である3月の経済活動指数(IBC-Br)は、前月比マイナス0.44%であった。
しかし今年第1四半期の経済活動指数(IBC-Br)は前四半期比1.12%増加して8四半期連続のマイナスから反転して、2014年第4四半期の0.22%増加以来のプラスに転じている。
今年の穀物生産は前年比26.2%と大幅増加予想が牽引して、今年第1四半期の経済活動指数(IBC-Br)が前四半期比1.12%増加予想に繋がっているが、失業率の高止まりや民間企業の過剰負債などの要因で、第2四半期の経済活動指数(IBC-Br)は第1四半期を下回ると予想されている。
第2四半期の経済活動指数(IBC-Br)は、4月のパスコアやチラデンテス休日による営業日数減少やゼネストなどの影響で第1四半期を0.2%下回るとブラデスコ銀行は予想、またサンタンデール銀行も0.2%増加を見込んでいるが、マイナスになる可能性も否定していない。
4月の2日間の営業日数減少やゼネスト以外にも段ボール箱の使用量マイナス1.2%やトラックの通行量マイナス1.3%など経済活動化停滞しているとModal Assetエコノミストのダニエル・シルヴァ氏は指摘している。
中銀並びに財務省では今年のGDP伸び率を0.5%増加と予想、昨年10月から政策誘導金利(Selic)は引下げサイクル入りして5月の中銀の通貨政策委員会でも1.0%以上の引下が予想されている。
しかし政策誘導金利(Selic)の引下げ効果は、引下後5~6四半期を要するために、今年のGDP伸び率は0.7%増加に留まるとModal Assetエコノミストのダニエル・シルヴァ氏は説明している。(2017年5月16日付けヴァロール紙)