連邦政府は年金・恩給改革法案が下院議会を通過するのに必要な下院議員全員513票の3/5に相当する賛成票308票の獲得を目指して、農林族議員や市役所の社会保障院(INSS)の負債軽減に関する政治交渉で、大幅な譲渡を余儀なくされている。
ミッシェル・テメル大統領は、年金・恩給改革法案の国会承認を目指して農林族議員109人の取込みのために、農村労働者並びに扶養家族に対する健康保護制度の農村福祉・社会保障特別基金(Funrural)の負債軽減で大幅な譲渡を迫られている。
またブラジル全国5,500市町村のうち67.4%に相当する4,000市町村が社会保障院(INSS)に対する総額750億レアルに達する負債を抱えており、396市町村では負債返済が不可能であると宣言している。
社会保障院(INSS)に対する負債返済期間は200か月、罰金に対する割引は25%、金利に対する割引は80%で連邦政府と合意したと全国市町村協会会長のサンパウロ州カンピーナス市のジョナス・ドニゼッティ市長は説明している。
農畜産部門の生産者に対する農村福祉・社会保障特別基金(Funrural)の100億レアルに達する負債軽減では、負債返済期間は15年間で5年間の延長が可能、罰金に対する割引は25%、金利割引は100%となっている。(2017年5月16日付けエスタード紙)