連邦政府は、労働法改正や年金・恩給改革による連立与党への風当たり緩和や2018年の統一選挙を見込んで、勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた凍結預金引出を3月10日から解禁している。
また連邦政府では、勤続期間保障基金(FGTS)の凍結預金解除に続いて更なる「善意のパッケージ」第2弾として、個人所得税(IRPF)の免税幅を現在の1,903レアルから2倍に相当する4,000レアルへの引上げを検討している。
国民の70%以上が反対している年金・恩給改革が国会で承認されれば2018年の統一選挙では連立与党に対する反対票増加が予想されるために、国民の大半を占める月収が4,000レアル以下の大衆層の取込みを余儀なくされている。
農村労働者並びに扶養家族に対する健康保護制度の農村福祉・社会保障特別基金(Funrural)対応による農村議員の取込み以外にも個人所得税が免除される1,903レアル以下の農村労働者への対応、年金・恩給改革案の上院通過するためには49票の賛成票が必要であるが、北部並びに北東部選出の上院議員数は48人など困難な政治工作を余儀なくされている。(2017年5月15日付けヴァロール紙)