ブラジル地理統計院(IBGE)の鉱工業部門生産調査(PIM)によると、今年3月の鉱工業生産(GDP)は、経済回復サイクル入りが期待されていたにも関わらず、前年同月比マイナス1.8%を記録している。
3月の鉱工業部門のGDP伸び率は、前年同月比でマイナス1.8%を記録した一方で、今年第1四半期の鉱工業部門のGDP伸び率は、マクロ経済の回復の兆しや昨年下期から継続する政策誘導金利(Slic)の引下継続、企業経営者や一般消費者の景況感の改善などの要因で前四半期比0.7%増加、前年同期比0.6%増加している。
今年第1四半期の鉱工業部門のGDP伸び率が前年同期比0.6%増加に転じたために11四半期連続のマイナスから一転して増加に転じた。今年の鉱工業部門のGDP伸び率は、2.4%増加をテンデンシアス・コンスルトリア社アナリストのチアゴ・シャヴィエール氏は予想している。
しかし2016年第1四半期の鉱工業部門のGDP伸び率が前年同期比マイナス11.5%を記録、今年第1四半期の鉱工業部門のGDP伸び率が前年同期比0.6%増加では、依然として鉱工業部門の生産水準は低調に推移している。
今年第1四半期の鉱工業部門のGDP伸び率は前月比マイナス1.8%、前年同月比1.1%増加、今年初め3か月間では0.6%増加、過去12カ月間ではマイナス3.8%を記録している。
今年3月の鉱工業部門のセクター別比較では、3月の資本財セクターのGDP伸び率は前月比マイナス2.5%、前年同月比4.5%増加、今年初め3か月間では4.4%増加、過去12カ月間ではマイナス2.3%、前記同様に中間財セクターのGDP伸び率はマイナス2.5%、0.5%増加、マイナス0.4%、マイナス4.2%を記録している。
前記同様に消費財セクターのGDP伸び率はマイナス2.7%、1.3%増加、1.5%増加、マイナス3.4%、そのうち耐久消費財セクターはマイナス8.5%、8.5%増加、10.5%増加、マイナス5.5%、非耐久消費財セクターはマイナス1.8%、マイナス0.5%、マイナス0.6%、マイナス2.9%となっている。(2017年5月4日付けエスタード紙)