2017年3月のブラジルの経常収支は、国内経済の回復の兆しやドル安の為替が牽引して14億ドルの黒字を計上、3月としては2005年の17億2,000万ドルの黒字に次ぐ記録となった。
3月の経常収支黒字が14億ドルを計上した要因として、3月の大豆輸出が前年同期比16%増加が牽引した貿易収支は、69億4,000万ドルの黒字を計上していると中銀経済班のツーリオ・マシエール主任が指摘している。
3月の輸出は前年同月比25%増加、輸入も国内経済の回復並びにドル安の為替の影響で12%と大幅に増加したとParallaxis Consultoria社チーフエコノミストのラファエル・レオン氏は指摘している。
今年初め3か月間の貿易収支は、138億2,000万ドルの黒字を計上した一方でサービス収支は46億2,000万ドルの赤字を計上、4月の貿易収支は、農畜産品輸出が牽引して14億ドルの黒字が見込まれている。また4月の第3週までの貿易収支はすでに52億ドルの黒字を計上している。
3月の海外投資家による長期投資の製造業向け対内直接投資は71億1,000万ドルを記録、今年初め3カ月間の対内直接投資は239億4,000万ドル。3月の過去12カ月間の対内直接投資は、859億4,000万ドルで経常収支赤字205億6,000万ドルの4倍に相当している。
3月の過去12カ月間の対内直接投資が経常収支赤字205億6,000万ドルの4倍に相当する859億4,000万ドルの流入要因として、海外投資家によるブラジルの信用回復に起因しており、4月の対内直接投資は48億ドルが予想されている。
今年初め3か月間のブラジル人の海外旅行支出は、ドル安の為替も追い風となって前年同期比132%増加の26億ドルに達しており、3月のブラジル人の海外旅行支出は8億8,000万ドルを記録している。3月のレアル通貨に対するドルの為替はR$3.16であったが、1年前はR$3.55とレアル安を記録していた。(2017年4月26日付けエスタード紙)