ブラジル地理統計院(IBGE)の鉱工業部門生産調査(PIM)によると、今年2月の鉱工業生産は前月比僅かに0.1%増加に留まり、Valor Data対象の22エコノミストの平均伸び率予想の0.5%を大幅に下回っており、今後の鉱工業生産の回復は緩やかな曲線を描くと予想されている。
しかし今年1月の鉱工業生産は、前年同月比1.4%増加して2014年3月以来34カ月間連続の生産減少から一転して増加に転じていたものの、2月の鉱工業生産は前年同月比マイナス0.8%を記録している。
2月の鉱工業生産が前月比で僅かに0.1%増加に留まった要因として、鉱業部門並びに非耐久消費財部門が低調に推移した。今年第1四半期の鉱工業生産伸び率は下方修正を余儀なくされる。
2月の鉱工業生産のセクター別比較では、調査対象の22セクターのうち13セクターで前月比増加に転じ、特に自動車セクターは前月比6.1%増加、機械・装置セクターは9.8%増加、一方食品セクターはマイナス2.7%、鉱業セクターもマイナス0.5%となっている。
バンクオブアメリカ・メリルリンチ(BofA)社チーフエコノミストのデイヴィッド・ベーカー氏は、2月の鉱業生産がマイナス0.5%を記録したのは鉄鉱石セクターが要因であったものの、3月はすでに回復基調になっており、今年の鉱工業生産伸び率を1.0%と予想している。
2月の鉱工業生産伸び率のセクター別比較では、資本財セクターは前月比6.5%増加、前年同月比2.9%増加、2月の過去12カ月間ではマイナス5.2%を記録している。
前記同様に中間財セクターは0.5%増加、マイナス2.5%、マイナス4.9%、耐久消費財セクターは7.1%増加、19.8%増加、マイナス8.7%、非耐久消費財セクターはマイナス1.6%、マイナス2.5%、マイナス3.2%を記録していた。
2月の非耐久消費財セクターが前月比マイナス1.6%を記録した要因として、医薬品・香水・衛生用品セクターがマイナス3.7%、食品セクターがマイナス2.7%を記録していた。(2017年4月5日付けヴァロール紙)