ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、今年2月締め四半期の平均失業率は、13.2%に相当する1,354万7,000人に達して統計を取り始めた2012年以降では最高の失業率を記録している。
1年前の2016年2月締め四半期の平均失業率10.2%から3.0%も上昇、3年前の2014年2月の失業者総数は662万3,000人であったが、僅か3年間で692万4,000人増加している。
特に雇用数が非常に大きな鉱工業部門並びに建設業部門での失業者が大幅に拡大しており、ブラジルの製造部門を牽引するサンパウロ州並びにミナス州、南部3州での失業者が拡大している。
2015年2月締め四半期の鉱工業部門の正規雇用者総数は1,320万人であったが、2016年同期は1,180万人と140万人減少、今年同期は1,130万人と更に50万人減少している。
また前記同様に2015年2月締め四半期の建設部門の正規雇用者総数は770万人、2016年同期も770万人で推移したにも関わらず、今年同期は690万人と40万人減少している。
前記同様に2015年2月締め四半期の商業部門の雇用総数は1,750万人、2016年同期は1,760万人とわずかに10万人増加したが、今年同期は1,740万人と20万人減少、コンサルタント会社Parallaxis社チーフエコノミストのラファエル・レオン氏は、今年第3四半期まで失業率は上昇すると予想、特に7月の失業率は13.6%に達すると予想している。
2014年6月の正規雇用者総数は3,690万人に達していたが、今年2月には3,370万人と320万人も減少、2016年2月の四半期の正規雇用者のインフレ指数を差引いた平均月収は2,037レアル、今年同期は2,068レアルとわずかに増加している。(2017年4月1日付けエスタード紙)