ジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)の調査によると、3月の一般消費者の景況感を計る消費者態度指数(ICC)は、3.5ポイント上昇して85.3ポイントを記録、2014年12月に86.4ポイントを記録した以降では最高の景況感指数を記録している。
3月の消費者態度指数(ICC)が85.3ポイントを記録した要因として、インフレ指数の低下並びに政策誘導金利(Selic)引下げ以外にも2015年末までに正当な理由で解雇されたり、辞任を申し入れたりして会社を辞めた人が、退職後も引き出せずにいた勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた凍結預金の引き出しが3月10日から開始されたことも景気を刺激する要因となっている。
勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた凍結預金の引き出し期間は、今年3月10日~7月31日迄、引出開始初日の3月10日だけで32億6,000万レアルが引き出され、勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた凍結預金の引出総額は350億レアルに達すると予想、今年のGDP伸び率を0.5%引き上げる効果に結び付くと予想されている。
しかし持続的な消費者態度指数(ICC)の上昇には失業率の改善が不可避となっている。消費者態度指数(ICC)を形成する指数として、3月の景況感見通し指数(IE)は5.1ポイント上昇の95.7ポイントに達したが、過去最高は2014年2月に記録した100.7ポイントであった。
また消費者態度指数(ICC)を形成するもう一つの指数として、景況感現状指数(ISA)は、1.2ポイント上昇の71.5ポイントと2015年8月に記録した71.8ポイントに次ぐ指数となっている。
3月の雇用見通し指数は、前月比6.8ポイント上昇の106.9ポイントを記録して2013年9月の107.1ポイント以降では最高の雇用見通し指数を記録している。(2017年3月28日付けヴァロール紙)