四半期ごとの正式な国内総生産(GDP)は、ブラジル地理統計院(IBGE)から発表されるが、中銀では毎月IGBEのGDP伸び率の発表前に、先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表している。またジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)による2017年第1四半期のGDP伸び率は、農畜産部門が牽引して前四半期比0.3%増加を予想している。
ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)の今年第1四半期の部門別GDP伸び率比較では、農畜産部門は、今年の農産物生産が20.3%と大幅増加予想が牽引して前四半期比6.8%と大幅増加を予想、しかし2016年第4四半期は1.0%増加に留まっていた。
前記同様に今年第1四半期の鉱工業部門のGDP伸び率は、自動車セクターが牽引して前四半期比1.2%増加、2016年第4四半期はマイナス0.7%、サービス部門は高い失業率並びに実質賃金減少でマイナス0.3%と9四半期連続でマイナスを記録、マイナス0.8%を記録している。
また前記同様に一般家庭の消費はマイナス0.2%、マイナス0.6%、公共支出はマイナス0.3%、0.1%増加、宅投資並びに設備投資、公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)はマイナス2.9%、マイナス1.6%を記録している。
前記同様に輸出は4.3%増加、マイナス1.8%、輸入はマイナス6.9%、ドルに対するレアル高の為替の影響を受けて3.2%増加、しかし依然として高い失業率や高止まりしていたインフレによる昨年の実質所得の4.0%減少の影響で、今年のGDP伸び率は0.2%増加に留まると予想している。
ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)調査部のシルヴィア・マットス コーディネーターは、インフレ指数の減少や2015年末までに正当な理由で解雇されたり、辞任を申し入れたりして会社を辞めた人が、退職後も引き出せずにいた勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた凍結預金の引き出しが3月10日から開始された影響で、第2四半期から消費が改善すると予想している。(2017年3月24日付けヴァロール紙)