2015年末までに正当な理由で解雇されたり、辞任を申し入れたりして会社を辞めた人が、退職後も引き出せずにいた勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた預金の引き出しは3月10日から可能となる。
勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた労働者の凍結預金300億レアル~350億レアルが市場に流通すると金融市場関係者は予想しており、5月以降から凍結預金が市場に放出されればGDP比0.5%に相当する経済回復効果に結び付くと予想されている。
3,020万人相当の労働者の預金が勤続期間保障基金(FGTS)に凍結預金として最大436億レアルの個人資金を塩漬けされていると連邦貯蓄金庫では見込んでおり、多くの労働者は凍結預金を引き出して、負債返済や個人消費に充てると予想している。
連邦貯蓄金庫では、勤続期間保障基金(FGTS)の凍結預金の一斉の引出で窓口の混乱を避けるために、1~2月生まれの労働者は3月、3~5月生まれの労働者は4月、6~8月生まれの労働者は5月、9~11月生まれの労働者は6月、12月生まれの労働者は7月に凍結預金の引き出し分割の導入で銀行窓口の混乱を回避する。
勤続期間保障基金(FGTS)の凍結預金が500レアルまでの労働者は、全体の7.0%相当で凍結預金総額は30億レアルと予想、501レアル~1,000レアルまでの労働者は、全体の8.0%相当で凍結預金総額は36億レアルと連邦貯蓄金庫で見込んでいる。
また前記同様に1,001レアル~1,500レアルは7.0%で31億レアル、1,501レアル~3,000レアルは16.0%で68億レアル、3,001レアル~1万レアルは27%で116億レアル、1万1レアル~5万レアルは23%で101億レアル、凍結預金が5万1レアル以上の労働者は、全体の12%相当で凍結預金総額は54億レアルを見込んでいる。
勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた労働者の凍結預金の解除並びに2017年度の大衆住宅建設プログラム“私の家、私の暮らし”の購入希望者の所得ゾーンの引上げは、GDPを0.8%押し上げる効果があるとエンリケ・メイレーレス財務相は強調している。
2015年12月31日までの勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた労働者の凍結預金が使用できるのは、自主退職または正当な理由で解雇された人で、FGTSに積み立てたが引き出せずにいた預金が引き出し可能となる。
2015年12月31日までの全ての勤続期間保障基金(FGTS)に積み立てられた労働者の凍結預金の中には、住宅金融システム(SFH)を通した住宅購入のために使用された預金もある。
連邦貯蓄金庫では、勤続期間保障基金(FGTS)の凍結預金の一斉の引出で窓口の混乱を避けるために、今年3月10日~7月31日の期間に預金のある人の誕生月による預金引き出し期間を決めている。
勤続期間保障基金(FGTS)の凍結預金の有無は、連邦貯蓄金庫サイト www.caixa.gov.br 又は0800-726-2017より情報が入手できる。
また連邦貯蓄金庫の1891支店で2月15日~17日は朝8時、18日も午前9~11時に開店し相談に応じる。また3月11日、5月13日、6月17日、7月15日も対応する。
連邦貯蓄金庫にポウパンサ預金口座を擁している人は、自動的にクレジットを受けられ、口座開設者には個人口座に振り込み可能であるが、勤続期間保障基金(FGTS)の凍結預金の振込みを指定する必要がある。
連邦貯蓄金庫の現金自動払出機(ATM)から1500レアルまで引出が可能であるが、FGTS引き出し用の市民カード(Cartão do Cidadão )の暗証番号が必要であり、1501レアル~3000レアルの引出は、Cartão do Cidadãoカード並びに暗証番号が必要。
連邦貯蓄金庫以外からの凍結預金引き出しとして、ロッテリカ(Lotericas)では3000レアルまでの引出が可能であるが、身分証明書(Identidade)の提示若しくは Cartão do Cidadão並びに暗証番号が必要。3000レアル以上の引出は連邦貯蓄金庫のみ可能。1万レアル以上の引出は、労働手帳若しくは預金した企業関連支払い書類が必要。
連邦貯蓄金庫から他の銀行への凍結預金送金は可能であり、送金手数料は無料となっている。(2017年2月15日付けエスタード紙)