ブラジル地理統計院(IBGE)の鉱工業部門生産調査(PIM)によると、2016年12月の鉱工業生産は前月比2.3%、11月は0.4%それぞれ増加したにも関わらず、2016年通年の鉱工業生産は前年比6.6マイナス6.6%を記録している。
昨年12月の鉱工業生産伸び率2.3%増加を牽引したのは、自動車部門で前月比10.8%と二桁台の伸び率を記録した要因として、国内の経済リセッションによる国内販売不振を補うために輸出に注力、また鋼板価格値上げ前の生産調整が考えられる。
2016年12月の鉱工業部門のセクター別生産比較では、資本財生産は前月比マイナス3.2%、前年同月比17.3%と大幅増加、2016年通年ではマイナス11.1%を記録している。
また前記同様に中間財セクターは1.4%増加、マイナス0.5%、マイナス6.3%、消費財セクターは1.8%増加、マイナス2.2%、マイナス5.9%、そのうち耐久消費財セクターは6.5%増加、4,8%増加、マイナス14.7%、非耐久消費財セクターは4.1%増加、マイナス3.6%、マイナス3.7%となっている。
2016年12月の鉱工業部門生産のうち特に増加傾向が顕著であったのは、衣類セクター10.9%増加、情報機器セクターは15.2%増加、家具セクターは9.6%増加、機械・装置セクターは2.4%増加していた。
Modal Asset社エコノミストのダニエル・シルヴァ氏は、今年のインフレ指数は連邦政府の中央目標値4.5%以内に収まり、また政策誘導金利(Selic)も一桁台まで下がると予想、第1四半期の鉱工業生産は0.5%増加、今年の鉱工業生産は0.7%増加を予想している。(2017年2月2日付けヴァロール紙)