経済リセッションの継続、失業率の上昇、企業経営者並びに一般消費者の景況感の悪化などの要因で、昨年の連邦政府の税収は、前年比2.97%減少の1兆2,890億レアルに留まり、3年連続で前年比を下回った。
2年以上継続する経済リセッションの影響による法人所得税(IRPJ)並びに純益に対する社会納付金(CSLL)の減少、失業率増加による社会保障院の納付金減少などの要因で、昨年の国庫庁の税収は、大幅に減少して2010年の1兆2,660億レアル以降では最低の税収総額に留まった。
しかし2014 年12 月31 日までにブラジル居住者で海外に保有していた資産に対して適用される2016年1月14日公布の法律13.254号/2016による為替及び税務規制特別制度(RERCT)のレパトリアソン法による2016年度の470億レアルの臨時歳入がなければ、昨年の税収は前年比3.0%減少を大幅に上回った可能性がある。
昨年12月のインフレ指数を差引いた実質税収総額は、前年同月比1.19%減少の1,276億700万レアル、2016年のPIS/COFINS(社会統合基金/社会保険融資納付金)は前年比6.89%減少、輸入税は26.05%と大幅に減少していた。
また連邦政府は歳入減少を防ぐために減税政策を制限した影響で、昨年の減収政策による税収減少は、906億7,600万レアルと2015年の1,053億800万レアルを下回った。(2017年1月28日付けエスタード紙)