就労・失業者管理センター(Caged)の調査によると、2016年の労働手帳に記載される正規雇用の失業者累計は132万人に達し、2015年の154万人の失業者を合わせると過去2年間で286万人が失業している。
過去2年間の累計失業者が286万人に達した影響で、社会保障院(INSS)への納付金や個人所得税などの歳入減少の一方で、勤続期間保障基金(FGTS)の失業保険への支出が増加、連邦政府の財政悪化の一因となっている。
昨年の失業者総数は132万人で前年の154万人から僅かに減少したにも関わらず、2015年9月~11月の月間平均失業率は、11.9%とブラジル地理統計院(IBGE)では発表している。
しかしDaycoval Investimentos社エコノミストのラファエル・ゴンサルヴェス氏は、今年第1四半期の平均失業率は13.0%に達する可能性があると指摘、一方ミッシェル・テーメル大統領は、今年下半期から失業率は低下すると強調している。
2016年の部門別失業率の比較では、サービス部門の失業者総数は、39万109人で建設部門の35万8、679人の失業者総数を上回ってトップとなっている。
2016年の製造業部門の失業者総数は32万2、526人、商業部門は20万4、373人、農畜産部門は1万3、089人、公務員部門は8、643人と全てのセクターで失業者が増加していた。
しかし製造業部門の繊維セクターは、過去数カ月間に企業経営者の景況感改善並びに為替変動に伴って4、400人の雇用創出に結び付いている。2016年の地域別失業者比較では、南東部地域の失業者総数は87万8、600人で他の地域を圧倒している。
2016年の南東部地域の失業者総数87万8、600人に続いて東部地域は23万9、200人、南部地域は14万6、500人、二輪・電気電子製造が牽引するマナウスフリーゾーンを抱える北部地域は8万400人、穀倉地域の中西部地域は6万7、300人となっている。
2016年の南東部地域の失業者総数87万8、600人の州別失業者比較ではサンパウロ州は39万5、300人、リオ州は23万7、400人、ミナス州は11万7、900人で3州の失業者総数は全体の59%を占めている。
2016年のインフレ指数を差引いた一人当たりの実質平均サラリーは、前年比1.09%減少の1、374.12レアル、2015年は前年比1.64%減少して2年連続で減少している。(2017年1月21日付けエスタード紙)