世界経済フォーラムの第47回年次会合(ダボス会議)は、1月17日から20日までスイスのダボスで開催中であり、ダボス会議に参加している中銀のIlan Goldfajn総裁は、今後中銀の政策誘導金利 (Selic)の切下げサイクルは早まると示唆した。
今月11日に開催された中銀の通貨政策委員会(Copom)では、金融市場関係者の予想切下げ幅0.5%を無視するように13.75%の政策誘導金利 (Selic)を全会一致で0.75%引き下げて13.00%に決定、またSelic金利の0.75%の引下げは、2012年4月以来と5年ぶりの大幅な引下げ幅を記録した。
Selic金利の切下げサイクルが早まる要因として、中銀による今後のインフレ指数の見通し、緩やかな経済指標の改善、また国内外のリスク要因を含めても、歳出がインフレ以上に肥大化するのを阻止する憲法修正案(PEC)の241号/2016の承認、年金制度改革や労働法改正の進展を中銀のIlan Goldfajn総裁は指摘している。
また中銀は政策誘導金利 (Selic)の目標値は定めていないとIlan Goldfajn総裁は説明したにも関わらず、多くの金融市場関係者は、次回の中銀の通貨政策委員会(Copom)での政策誘導金利 (Selic)の0.75%の切下げを見込んでいるとIlan Goldfajn総裁は説明している。
昨年のミッシェル・テーメル大統領就任時の2016年のインフレ指数は10%近い予想であったにも関わらず、2016年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、連邦政府のインフレ許容上限値6.5%を下回る6.29%に留まったとブラジル地理統計院(IBGE)は発表していた。
今月11日に開催された中銀の通貨政策委員会(Copom)では、予想を上回る政策誘導金利 (Selic)の0.75%切下げによる13.00%までの切下げで今年末のSelic金利は一けた台、またインフレ指数は連邦政府の目標中央値4.5%に収まるとミッシェル・テーメル大統領は自身に満ちた説明をしており、また今年末のSelic金利は9.75%まで下がると中銀のIlan Goldfajn総裁は予想している。(2017年1月19日付けエスタード紙)