連邦政府では、社会保障院(INSS)の累積赤字による財政破綻を避けるために、早急な年金・恩給改革法案の国会通過を余儀なくされているが、男女ともに年金受給年齢65歳への引上げは、INSSの累積赤字の地方格差解消に役立つと見込まれている。
現在、南部地域並びに南東部地域の労働者の20%以上は年金積立期間による年金受給をしており、南部地域の平均年金受給開始年齢は58%と最も低く、南東部地域は平均61歳で年金入りしている。
しかし多くの雇用確保が見込まれる製造業が少なく、また正規雇用の少ない北部地域の平均年金受給開始年齢は64歳、農畜産業が牽引する中西部地域並びに北東部地域はそれぞれ63歳となっている。
サンパウロ州の年金受給者のうち26.3%が年金積立期間を満たして年金入り、次いでリオ州は25.5%、サンタ・カタリーナ州は23.7%、南大河州は22.9%とそれぞれ20%以上と比率が高く、南部地域のパラナ州は16.1%、南東部地域のミナス州も14.7%となっている。
最も年金積立期間を満たして年金入りした比率が低いのは、労働人口の比率が低いロンドニア州の1.6%、ローライマ州は1.9%、トカンチンス州2.1%、マラニョン州2.6%、アクレ州2.8%、ピアウイ州3.3%、アマパ州並びにマット・グロッソ州はそれぞれ3.5%、パラー州は5.1%、正規雇用を擁する製造業が牽引するマナウスフリーゾーンを抱えアマゾナス州は5.8%に留まっている。(2017年1月9日付けエスタード紙)