ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス調査(PMS)によると、10月の国内総生産(GDP)で最も大きな比重を占めるサービス部門生産伸び率は、前月比2.4%減少して依然として経済リセッションからの回復基調となっていないことが判明している。
10月のサービス部門生産伸び率が前月比2.4%減少した要因として、労働市場の悪化並びに実質収入の減少、クレジット部門縮小の継続が挙げられ、第4四半期のGDP伸び率の増加反転は期待できないとテンデンシアス社アナリストのチアゴ・シャヴィエール氏は分析している。
10月の一般家庭向けサービスセクターは唯一0.1%増加した一方で、飛行機輸送の落込みが牽引して陸上輸送サービス・郵便サービスは7.0%と大幅に減少、前年同月比でも7.6%と大幅に減少している。
また10月の物流サービス並びに情報通信サービスセクターは4.4%減少、今年初め10カ月間では5.0%減少、10月の過去12カ月間でも5.1%減少している。
物流サービス並びに情報通信サービスセクターの生産回復は、製造業部門の生産回復に連動しているとブラジル地理統計院(IBGE)のロベルト・サルダーニャ コーディネーターは説明している。
今年のサービス部門の月間生産伸び率推移では、1月は0.7%減少、2月は1.0%減少、3月は0.9%増加、4月は1.3%減少、5月は0.3%増加、6月は0.4%増加、7月は0.7%増加、8月は1.6%減少、9月は0.3%減少、10月は2.4%減少と8月以降は連続して落ち込みを記録している。(2016年12月15日付けエスタード紙)