新年金改革法案が無修正で国会を通過すれば、今後3年間の連邦政府の歳出は、459億レアルの削減に結び付くと財務省社会保障局では算定、財政改革の大きな一歩となる。
また新年金改革法案が無修正で国会を通過すれば、2027年までの連邦政府の歳出削減は6,783億レアル、2019年から最低サラリー調整の計算方法が変更されれば9,037億レアルの歳出削減に結び付く。
最低サラリーの計算方法は、過去2年間のGDP伸び率と前年のインフレ指数である全国消費者物価指数(INPC)となっているが、2019年以降はINPC指数だけとなる。
新年金改革法案の項目のうち、今後3年間の歳出削減に大きな効果を発揮するアイテムとして、男女とも最低年金受給年齢65歳への引上げ、年金受給者死亡による恩給支払いの変更、1人当たりの世帯月収が最低賃金の4分の1未満で、勤労不可能な高齢者および障害者に対して、最低賃金額を支給する継続扶助(Benefício de Prestação Continuada – BPC)の変更、年金支給計算方法の変更となっている。
しかし今後、新年金改革法案による連邦政府の歳出削減を促すためには、新年金改革法案が適用されないと予想されている軍隊、警察並びに消防関連の年金改革に着手する必要がある。(2016年12月8日付けヴァロール紙)