昨日、連邦政府は新年金改革法案の詳細を発表、男女とも最低年金受給年齢を65歳、年金積立期間は最低15年から25年と10年間の積立延長を義務付けている。
ブラジル地理統計院(IBGE)では、現在のブラジル人の65歳以降の平均寿命を18.4歳と見込んでおり、2030年には65歳以降の平均寿命が19.4歳まで伸びるために最低年金受給年齢を66歳、2050年には最低年金受給年齢を67歳に引き上げる可能性が予想されている。
また新年金改革法案では、男女とも最低年金受給年齢を65歳に定めるが、50歳以上の男性並びに45歳以上の女性に対しては、過渡期に相当するために50%増加の割増受給年債を適用する。
現在、社会保障院(INSS)では、85/95法と呼ばれ女性は年金入りの最低年齢が55歳でINSS積立期間が30年間、男性は年金入りの最低年齢が60歳 でINSS積立期間が35年間で満額の年金支給している。
しかし新年金改革法案では、65歳でINSS積立期間が25年の場合の年金支給額は満額の76%に相当する3,944.26レアル、満額の年金支給額を受け取るには49年間の積立が必要となる。
また現在の農村労働者の年齢による年金受給資格は男性60歳、女性55歳、年金積立期間は最低15年となっているが、新年金改革法案では男女とも65歳、年金積立期間は最低25年に変更される。
テーメル大統領が強調していたすべての国民に対する同等の年金改革案適用ではなく、警察並びに消防関連の年金改革案は各州政府の裁定にゆだねる可能性がある。
新年金改革法案での男女共の最低年金受給年齢65歳、最低年金積立期間15年から25年の変更をはじめとして多くの年金受給資格の変更で問題視されており、与野党の熾烈な攻防開始で新年金改革法案成立には、大きな紆余曲折が予想されている。(2016年12月7日付けエスタード紙)