第3四半期のGDP伸び率は、製造業並びにサービス、農畜産部門全てマイナスを記録して前四半期比マイナス0.8%、前年同期比マイナス2.9%を記録、2017年の経済回復は更に遅れると予想されている。
ブラデスコ銀行では2017年のGDP伸び率を前回予想の1.0%増加から0.3%増加へ大幅に下方修正、Broadcastプロジェクションによる25金融機関対象の調査によると、2017年の平均GDP伸び率は0.7%増加に留まると予想している。
またMB Associados社チーフエコノミストのセルジオ・ヴァーレ氏は、7月の鉱工業部門のGDP伸び率は上昇したにも関わらず、8月から一転して大幅減少に転じており、2017年のGDP伸び率を前回予想の2.0%から1.0%に下方修正している。
第3四半期のGDP伸び率の部門別比較では、農畜産部門のGDP伸び率は前四半期比マイナス1.4%、前年同四半期比マイナス6.0%と大幅下落、前記同様に鉱工業部門はマイナス1.3%、マイナス2.9%、サービス部門はマイナス0.6%、マイナス2.2%となっている。
また第3四半期の一般家庭の消費は前四半期比マイナス0.6%、前年同四半期比マイナス3.4%、前記同様に連邦政府の公共支出はマイナス0.3%、マイナス0.8%、住宅投資並びに設備投資、公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)はマイナス3.1%、マイナス8.4%、輸出はマイナス2.8%、0.2%増加、輸入はマイナス3.1%、マイナス6.8%となっている。
第3四半期の鉱工業部門はマイナス1.3%で前四半期の1.2%増加から反転、また国内総固定資本形成(FBCF)は、マイナス3.1%で2003年以降では最低を記録、また前四半期の0.5%増加から反転している。
Austin Rating社の各国のGDP伸び率調査によると、第3四半期のGDP伸び率が前年同四半期比マイナス2.9%を記録したブラジルは、経済危機に見舞われているギリシャやウクライナ、ロシアを下回る最下位の40位にランク付けされている。
第3四半期のGDP伸び率が前年同四半期比で最も伸びたのはインドの7.3%、続いてフィリピン7.1%、中国6.7%、インドネシア並びにイスラエルは5.0%増加を記録している。
続いてペルーのGDP伸び率は4.4%、マレーシア4.3%、スペイン並びに米国、タイはそれぞれ3.2%、フランス並びにエストニア、シンガポールがそれぞれ1.1%増加を記録している。
またイタリアのGDP伸び率は0.9%、リトアニア0.8%、日本0.5%、オーストリア0.4それぞれ増加している一方で、ロシアはマイナス0.6%、ノルウエーはマイナス0.9%に留まったが、ブラジルのマイナス2.9%はいまだに顕著な経済リセッションに落ち込んでいる。(2016年12月1日付けエスタード紙)