四半期ごとの正式な国内総生産(GDP)は、明日ブラジル地理統計院(IBGE)から発表されるが、中銀はIGBEのGDP伸び率の発表前に先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表している。
9月の経済活動指数(IBC-Br)は、製造業部門が牽引して前月比0.16%増加して8月のマイナス0.91%から一転して増加に転じたが、22金融機関の9月のIBC-Br指数予想はマイナス0.6%~0.50%増加と意見が分かれていた。
第3四半期のIBC-Br指数がマイナス0.7%と4月~6月の第2四半期のIBC-Br指数マイナス0.53%よりも悪化した要因として、8月の鉱工業部門のIBC-Br指数がマイナス3.5%と大幅に落ち込んで7月までの5カ月連続で増加していた効果を反転させた。
9月の鉱工業部門のIBC-Br指数は0.5%増加した一方でサービス部はマイナス0.1%、自動車や建材を含む広範囲小売販売は、マイナス0.3%で9月のIBC-Br指数は0.15%増加に留まっていた。
ブラジル地理統計院(IBGE)の月間小売調査(PMC)では、第3四半期の小売販売は前四半期比マイナス0.5%と第2四半期のマイナス1.1%、第1四半期のマイナス1.4%からわずかに改善しているものの、GDP伸び率が回復基調サイクルに突入するのは、2017年下半期になるとParallaxis社エコノミストのラファエル・レオン氏は予想している。
第3四半期のサービス部門のIBC-Br指数は、前年同月比マイナス4.9%と2012年9月以降では最低の伸び率を記録、今年初め9カ月間のサービス部門のIBC-Br指数はマイナス4.7%、過去12カ月間ではマイナス5.0%に留まっている。
産業開発研究所(Iedi)ではサービス部門の失業率悪化並びに一般消費者の実質賃金低下が続いていると指摘、9月のサービス部門のIBC-Br指数がマイナスになった要因として、情報・通信セクターがマイナス0.6%、一般家庭向けサービスがマイナス0.9%、その他のサービスがマイナス2.5%とそれぞれ大幅に落ち込んでいる。(2016年11月17日付けヴァロール紙)