ブラジル地理統計院(IBGE)の月間鉱工業生産調査(Pnad)によると、9月の鉱工業生産は前月比0.5%増加したにも関わらず、8月の鉱工業生産が前月比でマイナス3.5%と大幅に落ち込んでいたために増加を記録している。
9月の鉱工業の資本財生産は前年同月比マイナス5.1%を記録、第3四半期の鉱工業生産は前四半期比ではマイナス1.1%を記録、失業率の高止まり並びに一般消費者の節約傾向、企業経営者の景況感悪化などの要因で、依然として景気回復傾向サイクルに突入していないとGradual Investimentos社チーフエコノミストのアンドレ・ペルフェイト氏は指摘している。
今年初め9カ月間の鉱工業生産は前年同月比マイナス7.8%と依然として大幅に落ち込んでおり、調査対象の鉱工業部門24セクターのうち僅か9セクターで生産増加に留まっている。
9月の食品セクターは砂糖並びに紙・パルプの国際コモディティ価格上昇による輸出増加が牽引して前月比6.4%増加、石油・天然ガスセクターが牽引した鉱業セクターは2.6%増加、ワーゲン社のサプライヤーによる部品供給問題で8月の生産が落ち込んでいたバスやトラックを含む自動車セクターも4.8%増加している。(2016年11月2日付けエスタード紙)