ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、9月の広範囲消費者物価指数(IPCA)は食料品価格の下落が牽引して僅かに0.08%に留まり、9月としては1998年以降では最低のインフレ指数まで減少している。
8月の広範囲消費者物価指数(IPCA)0.44%上昇から一転して9月のインフレ指数が0.08%に減少した要因として、基礎食品の牛乳並びにフェジョン豆価格減少で9月の食料品・飲料価格がマイナス0.29%を記録している。
金融市場関係者の9月の広範囲消費者物価指数(IPCA)の予想は0.10%~0.23%であったにも関わらず、9月のインフレ指数が0.08%に減少並びに歳出がインフレ以上に肥大化するのを阻止する憲法修正案(PEC)の承認予想で、10月18日及び19日に開催される中銀の通貨政策委員会(Copom)での政策誘導金利 (Selic)は、現行の14.25%から0.25~0.50引き下げ予想が濃厚となっている。
9月の過去12カ月間のIPCA指数は、8.48%と8月の予想8.97%から約0.50%下げて2015年5月以降では最低を記録したが、過去12カ月間の食料品価格は13.33%も高騰している。
また2017年も低調に推移する雇用状況並びに実質賃金、2017年の穀物生産の増加予想などの要因で、今後もインフレの再燃要因は減少していると応用経済研究院(Ipea)のマリア・アンドレイア・ラメイラス調査員は予想している。
9月の広範囲消費者物価指数(IPCA)の内訳として、食料品・飲料グループは前月の0.30%増加から一転してマイナス0.29%を記録、前記同様に住居費グループは0.30%増加、0.63%増加、家庭用品グループは0.36%増加、マイナス0.23%、衣類グループは0.15%増加、0.43%増加、公共輸送費グループは0.27%増加、マイナス0.10%となっている。(2016年10月8日付けエスタード紙)