ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると8月の鉱工業部門の生産伸び率は、自動車セクター並びに食品セクターの生産伸び率減少が牽引して前月比マイナス3.8%を記録、7月まで5カ月連続で上昇していた生産伸び率が減少に転じている。
8月の鉱工業部門の生産伸び率マイナス3.8%は2012年1月以降では最大の減少率を記録、また調査対象の24セクターのうち21セクターでマイナスを記録して、未だに経済リセッションからの回復サイクル基調にはなっていない。
8月の鉱工業部門の生産伸び率で唯一増加に転じたのは、資本財セクターで前月比0.4%増加したにも関わらず、第3四半期の住宅投資並びに設備投資、公共投資などの国内総固定資本形成(FBCF)の増加には結びついていないとブラデスコ銀行経済調査担当のオタービオ・バーロス取締役は指摘している。また7月の資本財セクターは前月比マイナス2.1%と落ち込んでいた。
8月の鉱工業部門の生産伸び率は前月比マイナス3.8%、前年同月比マイナス5.2%、今年初め8か月間ではマイナス8.2%、8月の過去12カ月間ではマイナス9.3%とそれぞれ大幅に落ち込んでいる。
鉱工業部門のセクター別比較では、前記同様に資本財は0.4%増加、5.0%増加、マイナス15.9%、マイナス21.9%、中間財セクターはマイナス4.3%、マイナス6.9%、マイナス8.0%、マイナス8.3%となっている。
また前記同様に消費財セクターはマイナス1.6%、マイナス4.1%、マイナス6.5%、マイナス8.2%、そのうち耐久消費財セクターはマイナス9.3%、マイナス12.4%、マイナス20.2%、マイナス23.0%、非耐久消費財セクターはマイナス0.9%、マイナス1.9%、マイナス2.7%、マイナス4.1%となっている。(2016年10月5日付けエスタード紙)