10月2日開票の地方統一選挙では、ミッシェル・テーメル大統領の連立与党がジウマ・ロウセフ前政権のPT(労働者党)に対して大きな勝利を収めた一方で、PSDB(ブラジル社会民主党 )の躍進で、テーメル大統領にとって2018年の大統領選での再選が難しくなっている。
特にサンパウロ市長選でPSDB(ブラジル社会民主党 )のジョアン・ドリア候補が53.3%の投票率を獲得して第一次選挙で決着をつけたために、2018年の大統領選挙では、ジョアン・ドリア候補に肩入れしていたサンパウロ州のジェラルド・アウキミン州知事にとって非常に有利になると予想されている。
10月2日午後11時時点での開票結果では、全国5,568都市のうち15都市で未だに未開票、大都市の市長選で50%に達しない候補が56都市あったために、今月末の二次決戦に進む。
全国5,568都市の市長選挙でPSDB(ブラジル社会民主党 )候補は790都市で当選、前回2012年の市長選挙よりも100都市でPSDB党の市長が誕生して大きく躍進している。
ジウマ前政権のPT(労働者党)は、サンパウロ市長選では現職のフェルナンド・ハダジ候補を擁立したにも関わらず、僅かに16.7%の得票率に留まってPSDB(ブラジル社会民主党 )のジョアン・ドリア候補に市長職を明け渡している。
また全国5568都市の市長選挙でPT(労働者党)候補は、前回2012年の638都市からわずかに256都市と400都市以上で市長の議席を失って大きく後退、前回のPT(労働者党)の市長数は党別では3位から今回は10位に後退している。
第一次選挙で得票率50%以上を獲得して州都の市長になったのは、サンパウロ市のPSDB(ブラジル社会民主党 )のジョアン・ドリア候補、ジョアン・ペソア市のPSD(社会民主党)のルシアーノ・カルタッショ候補、パルマス市のPDT(民主労働党 )のカルロス・エドアルド候補となっている。
州都の市長選で唯一PT(労働者党)の候補者で当選したのは、リオ・ブランコ市のマルクス・アレシャンドレ候補、サルバドール市ではDEM(民主党 )から出馬しているアントニオ・カルロス・マガリャエス・ネット候補、テレジーナ市のPSDB(ブラジル社会民主党 )のフィルミノ・フィーリョ候補、ボア・ヴィスタ市のPMDB(ブラジル民主運動党 )のテレーザ候補もそれぞれ市長に当選している。(2016年10月3日付けヴァロール紙)