8月の中銀並びに国庫庁、社会保障院(INSS)で構成される中央政府のインフレ指数を差引いた実質財政プライマリー収支は、社会保障院の赤字拡大が牽引して前年同月比268.9%増加の203億レアルの赤字を計上、8月としては統計を取り始めた1997年以降では最大の赤字を記録している。
また今年初め8か月間の中央政府の財政プライマリー収支赤字は、前年同期比384.7%増加の714億1,800万レアルを記録、またGDP比では1.8%に達しており、8月の過去12カ月間の財政プライマリー収支赤字は、1,789億レアルに達している。
8か月間の中央政府の財政プライマリー収支赤字1,789億レアルは、今年の財政プライマリー収支の最大許容赤字1,705億レアルをすでに上回って危惧される水準に達している。
8月の歳出総額は前年同月比13.1%増加した一方で、歳入総額は前年同月比5.3%減少したために赤字が拡大していると国庫庁のアナ・パウラ・ヴェスコヴィ長官は説明している。
今年初め8か月間の国庫庁並びに中銀の財政プライマリー収支は170億レアルの黒字を計上しているにも関わらず、社会保障院(INSS)の赤字は890億レアルに達している。
今年の中央政府の財政プライマリー収支赤字を1,705億レアルに収めるためには、残り4か月間の赤字総額を991億レアルに留まる必要があり、月間平均赤字を247億レアルに収めなければならない。
今年の残り4か月間の社会保障院(INSS)の赤字は、600億レアルと国庫庁のアナ・パウラ・ヴェスコヴィ長官は予想、財政プライマリー収支赤字を許容範囲に留めるためには、国庫庁並びに中銀の赤字は390億レアルが限度となっている。
未申請の海外資産保有に対する恩赦として、8月末までの為替及び税務規制の特別制度(RERCT)による国庫庁の臨時歳入は62億レアルに達しているが、国庫庁には10億レアルの歳入しか計上されていない。
今年1月14日に発令された法律13254号/2016年によるRERCTの申請期限は、10月31日から12月末まで延長されたために、財務省では200億レアルの臨時歳入を見込んでいる一方で、最大で500億レアルに達する可能性も否定できない。(2016年9月30日付けヴァロール紙)