ジウマ大統領罷免並びにテーメル大統領誕生、ラヴァ・ジャット作戦汚職関連によるPT(労働者党)の元幹部の相次ぐ逮捕などで、地方統一選挙の州都選挙でPT(労働者党)の候補者は苦戦している一方で、PMDB(ブラジル民主運動党 )並びにPSDB(ブラジル社会民主党 )の候補者の支持率の上昇が顕著になってきている。
ブラジル世論調査・統計機関(Ibope)の調査によると、26州都の市長選挙では20州都で2次決戦にもつれ込むと予想されており、アクレー州の州都であるリオ・ブランコ市のPT(労働者党)のマルクス・アレシャンドレ候補が支持率62%で第1回投票での当選が予想されている。
26州都の市長選挙で支持率トップの政党は14政党に及んでおり、そのうちPMDB(ブラジル民主運動党 )候補が4州都でトップ支持率を確保しており、PSDB(ブラジル社会民主党 )は5州都、PDT(民主労働党 )並びにPSB (ブラジル進歩党)はそれぞれ3州都でトップ支持率を確保している。
10月2日の第1回選挙で当選が予想されているのは、バイア州都サルバドール市のDEM(民主党 )から出馬しているACM Neto候補で、現在の支持率は69%と圧倒して再選確実と予想されている。
また北大河州都ナタール市のPDT(民主労働党 )から出馬しているカルロス・エドアルド候補は53%、パライーバ州都ジョアン・ペソア市のPSD(社会民主党)のルシアーノ・カルターショ候補も53%の支持率を得て第1回選挙での当選が濃厚となっている。
今回のブラジル統一地方選は、12州で立候補者への暴力事件が発生しており、今月28日にはゴイアス州のジョゼ・エリトン副知事と同州イトゥンビアラ市長選挙候補者のジョゼ・ゴメス氏(労働党・PTB)がイトゥンビアラ市での遊説中に銃撃されている。
8月だけで地方統一選挙関連の暴力事件が20件発生しており、10月2日の選挙当日には、14州408市に総勢2万5,000人の軍隊を動員して、特別警戒にあたると治安当局では発表している。