世界経済フォーラム(WEF)による国際競争力ランキング調査によると、2016年のブラジルの国際競争力ランキングは、昨年の75位から6ランキング後退して81位となっている。
国際競争力ランキング調査開始時の2007年のブラジルは72位、最も評価がよかった2012年には48位まで上昇したにも関わらず、その後は2013年56位、2014年57位に後退していた。
また昨年のブラジルの国際競争力ランキングは、経済リセッションやラヴァ・ジャット作戦による汚職問題の拡大、ジウマ大統領弾劾プロセスなどブラジルの政治経済混乱による国際信用の下落で、一挙に75位まで下落していた。
国際競争力ランキングは、調査対象の世界138か国の社会制度ならびにインフラ、保健と教育 市場規模、マクロ経済環境などの評価とともに、政府の効率性や透明性についての経営者の調査結果を指数化して算定している。
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国で構成されるBRICS諸国では、中国は前年同様に28位、インドは前年の55位から39位、ロシアは前年の45位から43位、南アフリカは47位から45位とそれぞれ上昇した一方で、唯一ブラジルが前年の75位から81位にランクを落としている。
トップは8年連続でスイス、2位並びに3位は前年同様にシンガポール、米国、4位はオランダ、5位はドイツ、6位にはスエーデン、7位は英国、8位は日本、9位は香港、10位はフィンランドとなっている。
ラテンアメリカ諸国ではコロンビアが官民合同によるプロジェクトなどが牽引している国内総生産の堅調な増加で61位、メキシコは積極的な構造改革に着手して51位にランクされている。(2016年9月28日付けエスタード紙)