継続する経済リセッションによる企業の売り上げや純益減少にも関わらず、2015年の連邦政府の税収は、前年の国内総生産(GDP)比32.42%から0.24%増加のGDP比32.66%に上昇している。
2015年のブラジルのGDP伸び率はマイナス3.8%の5兆9,040億レアルを記録、また税収も前年比3.15%減少の1兆9,280億レアルを記録、2012年以降の税収はGDP比32%台を維持している。
2015年の連邦政府の連邦税収は前年のGDP比22.17%から22.29%に増加、前記同様に州政府による州税収はGDP比8.23%から8.28%に増加、市役所による市税収はGDP比2.01%から2.08%とそれぞれ増加している。
企業側が税金を払えば利息と刑罰が軽減される制度Refisによる国庫庁の臨時歳入が見込める新たなRefis税の増税政策が検討されているが、国庫庁の歳入・税関研究センターのクラウジオ・マラキアス課長は、愚直な納税者に対する意欲や競争力を削ぐと新Refis税に反対している。
2014年のブラジルの税収のGDP比32.4%はアルゼンチンの32.2%、ボリビアの30.4%を上回っており、またスイスの26.6%、米国の26.0%、韓国の24.6%を大幅に上回っている。
しかしフランスの税収のGDP比45.2%、ベルギーの44.7%、オーストリアの43.0%と国民負担率はブラジルを大幅に上回っているが、「高福祉・高負担」で医療費や社会福祉関連などの国民への還元率が非常に高い。(2016年9月20日付けヴァロール紙)