全国工業連合(CNI)の加盟企業対象調査によると、8月の加盟企業の景況感を示す業況判断指数(ICEI)は、4.2ポイント上昇して51.5ポイントに達している。
2014年3月以降の過去28月間は連続して50ポイントを割って経済リセッションが鮮明であったにも関わらず、漸く企業経営者の景況感好転のターニングポイントとなる50ポイントを突破して、国内経済好転に明るい兆しが出てきている。
ジウマ・ロウセフ大統領罷免による180日間の停職決定、ミッシェル・テーメル大統領代行並びにエンリケ・メイレーレス財務相の就任などのニュースで、4月以降の企業経営者の景況感は上昇に転じて、経済リセッションからの回復傾向基調になってきている。
加盟企業の景況感を示す業況判断指数(ICEI)では、企業経営者の景況感の良否を判定するターニングポイントは50ポイントであり、過去の平均業況判断指数(ICEI)は54.6ポイント前後で推移している。
景況感を示す業況判断指数(ICEI)が50ポイントを上回った要因として、エンリケ・メイレーレス財務相率いる経済班の財政再建政策や経済回復プロセスが財界から承認されていると全国工業連合(CNI)のロブソン・アンドラーデ会長は説明している。
8月の鉱業セクターの業況判断指数(ICEI)は53.4ポイント、建設業セクターは51.8ポイントと50ポイントをそれぞれ上回ったが、工業セクターは49.6ポイントと景況感回復が遅れている。
8月の加盟企業の景況感を示す業況判断指数(ICEI)調査では加盟企業3,150社が回答、そのうち大企業は716社、平均業況判断指数(ICEI)は53.1ポイント、前記同様に中小企業は1,198社、50.7ポイント、零細・小企業は1,236社、48.9ポイントと50ポイントを下回っていた。
7月のサンパウロ州内の鉱工業部門の解雇は前月比6,000人増加、今年初め7か月間の解雇総数は6万3,000人に達しているとサンパウロ州工業連盟(Fiesp)経済調査部(Depecon)の調査で判明している。(2016年8月17日付けエスタード紙)