干ばつに匹敵する僅かな降雨で、ブラジル人の常食であるフェジョン(カリオカ豆)生産減少の影響で価格が高騰、部品メーカーの要請を受け入れたための価格転嫁による白物家電の値上げやサービスセクター料金値上げが牽引して、7月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、6月の0.35%を大幅に上回る0.52%上昇している。
7月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)の0.52%上昇で、大半のエコノミストは今年のIPCA指数を前回予想の7.2%から7.5%の上方修正を余儀なくされている。
6月の食品・飲料価格は0.71%上昇したにも関わらず、7月には倍近い1.32%まで上昇、食品・飲料価格セクターのインフレ率としては2000年以降では最大の上昇率を記録している。
また7月のフェジョン価格は降雨不足で32.42%高騰、牛乳価格も17.58%高騰しており、天候異変は蔬菜、穀物や牧草の育成に大きなダメージにつながっているとブラジル地理統計院(IBGE)価格指数管理局のエウリーナ・ヌーネス コーディネーターは説明している。
7月のIPCA指数を押上げた要因として、レアル通貨に対するドル為替の変動による家電製品価格は前月の0.57%減少から一転して1.28%上昇、またサービスセクターのIPCA指数は6月の0.32%から7月は0.62%に倍増、過去12か月間では7.03%から7.12%に上昇している。
7月のサービスセクターのIPCA指数が倍増した要因として、エアーチケット料金が19.0%値上げ、ハウスキーパー料金が0.87%上昇、銀行手数料金の3.64%値上げなどが牽引している。
7月の過去12か月間のIPCA指数は、8.74%と依然として連邦政府の許容上限値6.5%を大幅に上回っており、IPCA指数が許容上限値6.5%以内に収まるのは2018年以降になると予想されている。(2016年8月11日付けヴァロール紙)