ミッシェル・テーメル暫定政権のジョゼ・セーラ外相は、昨日のグローバル・アグロビジネス・フォーラムで、ブラジルは中国、アフリカ、イランと貿易拡大を進める必要性を説明、また貿易促進するための輸出関税削減を強調している。
またジョゼ・セーラ外相は中国との二国間貿易促進するためにブラジル輸出投資振興庁(APEX)内に特別に中国向け輸出振興窓口を設けて、中国との貿易拡大を優先することを強調している。
ブラジル輸出投資振興庁(APEX)をイタマラチー宮の外務省管轄、また貿易協議所(Camex)を大統領府管轄への移転は、貿易拡大にとって重要な組織改革であるとジョゼ・セーラ外相は説明している。
中国による過去10年間のブラジルからの農産物輸入拡大で、ブラジルの農産物増産に貢献しており、2000年~2010年間のサハラ砂漠以南地域のサブサハラ地域との貿易増加率は南米諸国の2倍に達し、また2010年~2016年は3倍に達すると予想されており、ブラジルにとって貿易拡大が望める重要な地域であるとジョゼ・セーラ外相は説明している。
人口が2億人近いナイジェリアとブラジルの貿易は原油に限られているが、今後消費人口の多いナイジェリアへの農産物輸出拡大が期待でき、また核問題をめぐる経済制裁解除されたイランは、非常に有望な貿易相手国になる可能性を指摘している。
6月に外務省並びに社会経済開発銀行(BNDES)の経済ミッションがイランを訪問、今後の二国間の貿易拡大について積極的に協議したとジョゼ・セーラ外相は説明している。
また輸出拡大するための輸出関税の大幅な削減、農産物輸送や保存施設拡大、農産物の生産性向上、ブラジルコスト削減の必要性をジョゼ・セーラ外相は強調している。(2016年7月5日付けヴァロール紙)