昨日の中銀は、今年の経常収支予想を前回の250億ドルの赤字から150億ドルの赤字縮小に上方修正、4月の経常収支は4億1,200万ドルの黒字を計上、5月の経常収支は、中銀予想の2億ドルの赤字から一転して12億ドルの黒字を計上している。
5月のブラジル人の海外旅行による支出は11億ドルに対して、外国人によるブラジル国内旅行の支出は、4億3,400万ドルで6億7,900万ドルの赤字を計上している。
今年初めのレアル通貨に対するドルの為替は現在より15%上昇していたが、今年5か月間の海外旅行収支は24億ドルの赤字を計上、今年は60億ドルの赤字を計上すると中銀のツーリオ・マシエル経済班主任は予想している。
また外資系企業による5月の本国への利益・配当金の送金総額は、前年同月の19億ドルから17億ドルに減少しているとテンデンシアス・コンスルトリア社エコノミストのガブリエラ・スジニ氏は説明している。
5月の貿易収支は62億ドルの黒字を計上しており、中銀の前回予想の今年の貿易収支は400億ドルから500億ドルの黒字に上方修正、しかし貿易収支の黒字の上方修正の主因は、ブラジル国内経済リセッションによる設備投資向け資本財並びに消費財の輸入減少による黒字幅の増加となっている。
中銀では今年の輸出総額を1,900億ドル、輸入総額を1,400億ドルとそれぞれ予想、海外投資家による対内直接投資は、前回予想の600億ドルから700億ドルに上方修正、経常収支赤字を補っても未だ充分な黒字幅に達すると予想されている。
英国のヨーロッパ連合からの離脱は、英国のブラジルの貿易全体に占める割合は僅かに1.5%に留まっているため、短期的にはそれほど影響がないと中銀のツーリオ・マシエル経済班主任は予想している。(2016年6月25日付けエスタード紙)