ペトロブラス石油公社と政界の癒着を洗い出す目的で、連邦警察が2014年初めに開始した特別捜査「ラヴァ・ジャット作戦」並びに税務管理審議会(Carf)メンバーが罰金を言い渡されている企業から罰金軽減するための賄賂を受け取っている汚職事件の「Zelotes作戦」には、サンパウロ証券取引所に上場している32社が関係している。
「ラヴァ・ジャット作戦」並びに「Zelotes作戦」に関連している32上場企業の売上総額は、7,560億レアルでブラジルのGDP比14%に匹敵しており、ブラジルの歴史上最大の汚職撲滅捜査に発展、大企業の経営者や大物政治家に対しても刑事訴追、有罪判決が下され、多くの容疑者が減刑付き供述に応じている。
連邦政府による公共事業の中止や延期などの影響でペトロブラス関連のサプライヤー企業の会社更生法申請並びに会社破産法申請の増加、負債軽減のための資産売却などを余儀なくされている。
国内最大労組のフォルサ・シンジカルでは、ラヴァ・ジャット作戦関連汚職問題発覚後に関連業界では100万人の労働者が解雇されていると見込んでおり、統一労働組合(CUT)では建設業界だけで14万人、石油・天然ガス業界では17万人がそれぞれ解雇されていると見込んでおり、ゼネコン大手オデブレヒト社では2014年以降では5万人の従業員が解雇されている。(2016年6月19日付けエスタード紙)
「ラヴァ・ジャット作戦」関連企業の売上比較では、Petrobrasは4.086億レアル、Odebrecht1.077億レアル、Grupo OAS68億レアル、Camargo Correa65億レアル、Jackson Emprendimento 49億レアル、Mendes Junior Participações 46億レアル、Andarade Gutierrez43億レアル、Galvao Engenharia36億レアル、Engevix 33億レアル、UTC28億レアルとなっている。
またZelotes作戦」関連企業の売上比較では、Bradesco銀行は815億レアル、Santander銀行 573億レアル、Gerdau 479億レアル、Safra銀行87,3億レアル、Cimento Penha は4,1億レアルとなっている。(2016年6月19日付けエスタード紙)