先週、財政危機に陥っているリオ州政府は、ペトロブラスの石油生産から払われるロイヤリティに依存しているにも関わらず、石油の国際コモディティ価格下落や原油生産減少などで歳入減少に陥っており、フランス開発銀行(AFD)への800万ドルの支払い遅延並びに米州開発銀行への支払いができなかったと米国格付け会社ムーディーズは指摘している。
昨年のリオ州政府の負債総額は歳入総額の22%に相当する140億レアルに達していると指摘、今年のリオ州政府の負債総額も低調に推移する石油価格並びに義務的公共支出の増加で190億レアルに達するとムーディーズでは予想している。
中銀の発表によると3月の各州政府の外債総額は、過去12か月間のドルの為替が13.14%上昇した影響でGDP比1.8%に相当する1044億レアルに達しているが、1年前の各州政府の外債総額は908億レアルであった。
昨年9月にスタンダード&プアーズ(S&P)は、ブラジルの債務を「ジャンク(投機的)級」に格下げ、さらに今年2月に、「ジャンク(投機的級)」の領域で “BB+”から“BB”と一段階下げ、またブラジルの格付け見通しを「ネガティブ」に指定していた。
スタンダード・アンド・プアーズは、リオ州のグローバル債をBB-からB-に引下げ、見通しを「ネガティブ」に指定、S&Pは今後90日以内に連邦政府による各州政府への救済政策内容を検討して、再度格付けの見直しを行うと予想されている。
2015年の各州別の外債比較では、サンパウロ州政府が181億4,300万レアルでトップ、2位はミナス州の148億1,200万レアル、続いてリオ州が143億8,200万レアルとなっている。
4位にはバイア州政府の外債総額は97億2,100万レアル、南大河州80億4,300万レアル、ペルナンブーコ州73億9,100万レアル、セアラー州55億2,700万レアル、サンタ・カタリーナ州39億4,100万レアル、アマゾナス州36億400万レアル、10位はマラニョン州24億7,400万レアルとなっている。
またアラゴアス州政府の外債総額は17億2,100万レアル、マット・グロッソ州16億8,000万レアル、アクレ州16億1,100万レアル、ピアウイ州14億9,100万レアル、パラナ州13億3,100万レアル、南マット・グロッソ州12億8,000万レアル、エスピリット・サント州10億5,000万レアル、連邦直轄地ブラジリア10億2,600万レアル、パラー州8億800万レアル、セルジッペ州7億1,200万レアル、パライーバ州3億8,500万レアル、北大河州2億7,600万レアル、ゴイアス州は3,700万レアル、ロンドニア州及びローライマ州は負債なしとなっている。(2016年5月31日付けエスタード紙)