先月17日、ブラジル下院本会議でジウマ・ロウセフ大統領に対する弾劾決議案を賛成多数で採択、来週上院本会議でのジウマ・ロウセフ大統領の180日の停職予想に先手を打って、メーデーの5月1日にジウマ大統領は80億レアルに達する善意パッケージを発表した。
ジウマ大統領は貧困家庭補助金手当政策のボルサ・ファミリア(BF)の増額並びに所得税減税につながる善意パッケージを発表、ジウマ大統領の職務停止中はミシェル・テーメル副大統領が暫定大統領に就くが、善意パッケージ実施で80億レアルに達する国庫からの歳出に結び付く。
またジウマ大統領は、今週中に暫定措置令を用いて国庫庁の監査官の生産性ボーナスを含むサラリー調整を発表すると予想されているが、暫定措置令が発表されれば中銀や国庫庁のアナリストなども一斉にサラリー調整の要求をすると予想されている。
ジウマ大統領によるボルサ・ファミリア(BF)の9.0%調整で10億レアル、5.0%の個人所得税テーブルの変更で2017年から50億レアルの歳入減につながり、また収穫プランや大衆住宅プラン“私の家、私の暮らし”に対する補助金アップの発表も予定しており、ミシェル・テーメル暫定大統領にとっては、更なる歳出増加で大きな障害になることが予想されている。(2016年5月4日付けエスタード紙)