2月の中銀並びに国庫庁、社会保障院(INSS)で構成される中央政府の財政プライマリー収支は、経済リセッションや失業率の上昇などの要因で250億7,000万レアルの赤字を計上、1997年以降では最大の赤字額を記録している。
また今年1月~2月の中央政府の財政プライマリー収支は102億7,300万レアルの赤字を計上、過去12か月間ではGDP比マイナス2.22%に相当する1,318億5,000万レアルの赤字を計上している。
今年初め2か月間の中央政府の歳入は前年同期比13%減少、歳出は5.7%増加、特に昨年下半期に支払い予定の失業手当並びにサラリーボーナス支給65億4,000万レアルが今年2月にずれ込んだ影響で、2月の歳出は前年同月比8.0%増加している。
今年初め2か月間の失業手当並びにサラリーボーナス支給による歳出は、前年同期比81.9%増加の132億レアルを記録した一方で、経済リセッションによる影響で工業製品税(IPI)、法人所得税(IRPJ)、社会保険融資納付金(Cofins)による歳入が大幅に減少している。
また今年のペトロブラス石油公社並びにブラジル中央電力(Eletrobras)は、株価の下落や負債増加などの要因で昨年同様に国庫庁への利益・配当金支給は行えないと予想されている。
今年初め2か月間の連邦政府の公共投資は前年同期比14.4%減少の96億レアル、これには経済成長加速プログラム(PAC)向け投資、大衆住宅建設プログラムの“私の家、私の暮らし”向け投資が含まれている。
また失業率増加に伴って社会保障院(INSS)への納付金が更に減少している影響で、今年初め2か月間の社会保障院(INSS)の赤字は前年同期比62.3%増加の187億900万レアルとなっている。(2016年3月30日付けヴァロール紙)