ブラジル地理統計院(IBGE)の雇用調査(PME)によると、昨年11月~今年1月にかけてサンパウロ州内製造業部門の解雇は113万3,000人に達して4半期の解雇数としては記録を更新、解雇者の大半は支給されるべきサラリーや契約解除に伴う違約金を受け取っていない。
2015年サンパウロ州内製造業部門の工場閉鎖は4,451工場に達して前年比24%増加、経済リセッション、消費需要減少による売上減少、銀行金利増加並びに与信強化によるクレジットアクセスの閉鎖、重い税制コスト、ラヴァ・ジャット作戦関連汚職問題によるペトロブラス関連公共投資の中止などが全国的な製造業部門に打撃を与えている。
サンパウロ近郊のグアルーリョ市では機械・金属部門のEaton社並びにMaxion社、Randon社は工場での生産活動停止を先週続けて発表、Randon社の総務・人事担当のダニエル・エリ取締役は、道路建設工事が50%減少している現状では、短期的な回復は見込めないとコメントしている。
かつてブラジルの公共投資の10%を占めていたペトロブラスは、ラヴァ・ジャット作戦関連汚職問題で壊滅的な影響を受け造船業はもとより、機械金属セクター、資本財メーカー、造船関連メンテナンスサービスなどが回復不能な危機に瀕している。(2016年3月28日付けエスタード紙)