経済リセッションで企業活動が低迷して法人税並びに純益に対する社会納付金(CSLL)の実質歳入は大幅に減少、また失業増加で社会保障院(INSS)の納付金も減少してきて国庫庁の歳入悪化に拍車がかかっている。
2015年1月~11月の公務員に対するサラリー並びに年金・恩給支出総額は歳入総額の39.2%に達して過去17年間で最も比率が上昇している。
2000年に定められた財政責任法(LRF)では、連邦政府は歳入の50%まで公務員向け人件費として支出が可能となったが、2005年には27.3%迄減少、しかし1995年は54.5%を記録していた。
公務員の年金・恩給支給は98万人が対象で支出総額は929億レアル、一方民間企業の年金・恩給支給は3,270万人が対象で支出総額は903億レアルと100万人に満たない公務員への年金・恩給総額を下回っている。
金融危機に見舞われたヨーロッパ諸国では公務員削減を余儀なくされ、ギリシャでは2009年の公務員総数95万2,000人を2014年には67万5,000人まで削減、ポルトガル政府は2012年から2014年にかけて8.0%削減、イタリアでは2016年までに公務員給与などで20%の支出カットを約束している。(2016年3月27日付けエスタード紙)