ブラジル地理統計院(IBGE)の月間雇用調査(PME)によると、今年初め2か月間の6大都市圏の平均失業率は、昨年上半期から継続する経済リセッションやラヴァ・ジャット作戦関連汚職問題によるゼネコン大手の入札参加中止や資金繰り悪化などの要因で、製造業部門や建設業部門の雇用が大きな打撃を受けて上昇の一途を辿っている。
しかし2月の6大都市圏の失業率は、昨年末の年末商戦向けに臨時雇用に対する解雇が集中した小売部門が牽引して8.2%まで上昇して前年同月の5.8%から2.4%上昇、また1月の失業率7.6%から0.6%上昇している。
2月の6大都市圏の小売部門の失業者は前月比3.9%増加に相当する17万7,000人増加、前年同月比17万4,000人増加、特に18歳~24歳の若年層の失業率は20.8%に達している。
また2月の実質平均サラリーは、失業率増加、インフレ指数の高止まり、公共料金値上げなどに伴って可処分所得減少で前年同月比7.5%減少の2,227.50レアルとなっている。
2月の6大都市圏の雇用状況比較では、鉱工業部門の雇用は前月比マイナス3万人、前年同月比マイナス34万4,000人、前記同様に建設部門は2万6,000人増加、1万3,000人増加、法人向けアウトソーシングサービス部門はマイナス1万人、5万2,000人となっている。
また前記同様に教育・保健・公務員はマイナス8万人、マイナス8万5,000人、ホームケアサービスは3万人増加、マイナス6万600人、その他のサービスはマイナス17万4,000人、15万8,000人となっている。
2月の6大都市圏の失業率推移では2009年の8.5%から2014年の5.1%迄5年連続で前年を下回っていたが、2015年は前年の5.1%から5.8%に増加、今年2月は8.2%と2年連続で増加している。(2016年3月24日付けエスタード紙)