ジニ係数は0から1までの値をとり、分布が平等であれば0に近づき、不平等であれば1に近づく係数であり、値の大きさが不平等度を測る指標として用いられ貧富の格差を測る指標となっている。
ブラジルの2001年のジニ係数は0.596、2014年のジニ係数は0.515、インフレ指数を上回る最低サラリー調整や貧困層向け社会救済プログラムなどの要因で、2001年~2014年にかけて年平均のジニ係数は0.006減少して社会格差が縮小してきていた。
しかしブラジル国内の経済リセッションによる失業率増加に伴って実質賃金が減少したために、昨年の最終四半期のジニ係数は0.523と上昇に転じて社会格差が15年ぶりに拡大方向に転じている。
2001年~2014年にかけての一人当たりの収入は年間平均3.3%増加していたが、昨年最終四半期の一人当たりの収入は前年同期比2.2%減少したために、ジニ係数の上昇につながったとジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)のマルセロ・ネリ教授は説明している。(2016年3月23日付けエスタード紙)