昨年から継続する経済リセッションでブラジル企業の売上減少並びに収益悪化に伴って、国庫庁への歳入が大幅に減少しており、またラヴァ・ジャット作戦関連の汚職問題発覚拡大による政治的混乱で、補正予算承認も大幅に遅れている。
連邦政府は今週中に842億レアルの財政プライマリー収支の黒字目標引下げ補正予算の国会での承認を求めるが、法人税や純益に対する社会納付金以外でも殆どの税収減少が予想されている。
2月のインフレ指数を差引いた実質社会統合基金(PIS)による歳入は前年同月比9.08%減少、社会保険融資納付金(Cofins)による歳入は前年同月比10.07%減少、2月の鉱工業部門の生産は13.8%減少、サービス部門の生産は13.35%減少している。
また2月の法人所得税(IRPJ)による歳入は大幅な売り上げ減少で前年同月比40.25%減少、純益に対する社会納付金(CSLL)による歳入は27.31%減少している。
2月のインフレ指数を考慮しない国庫庁の名目歳入総額は前年同月比2.37%減少に留まったが、インフレ指数を差引いた実質歳入総額は前年同月比8.71%と大幅に減少している。
2月の一般的に燃料税と呼ばれる経済支配介入納付金(Cide)の徴収再開が寄与してCideによる歳入は4億6,100万レアルを記録、またガソリンに対する実質社会統合基金(PIS)/社会保険融資納付金(Cofins)による歳入も増加している。
経済リセッション継続で製造業部門では生産調整や人件費削減のために集団休暇制度やレイオフ、希望退職制度を導入して人員削減を行っているために、2月の社会保障院(INSS)への納付金は前年同月比5.62%減少している。
2月の過去12か月間の国庫庁の歳入総額は1兆2,235億レアル、2月の歳入総額は879億レアルに留まっている。(2016年3月21日付けヴァロール紙)