ブラジル地理統計院(IGBE)の国内総生産(GDP)伸び率発表前に、中銀は先行指標として経済活動指数(IBC-Br)を発表、2016年1月のIBC-Br指数は、前月比マイナス0.61%を記録して11カ月連続で前月を下回り経済回復の兆しが全く見られない。
10日前のブラジル地理統計院(IBGE)の発表では、2015年のブラジル国内総生産(GDP)伸び率がマイナス3.8%を記録して過去25年間で最大の経済リセッションに陥っており、1月の経済活動指数(IBC-Br)は昨年12月の136.69ポイントから135.85ポイントに減少して2010年2月の水準まで低下している。
過去25年間で最大の経済リセッションに陥っている要因として、一般消費者ならびに企業経営者のマインド悪化、失業率の上昇、クレジット向け与信強化、高止まりするインフレ指数、一般家庭の負債増加による不可分所得低下などが挙げられる。
またラヴァ・ジャット作戦汚職問題による与野党攻防が紙面を独占、ジウマ大統領の罷免要求の抗議行動まで発展している現状では、ブラジル経済を再建するための財政再建政策や経済活性化政策策定などが完全に置き去りにされた状態となっている。
AE Projecoesの25人の金融アナリスト対象の調査によると、1月のIBC-Br指数予想で最も悲観的な予想はマイナス0.42%、最も楽観的な予想は0.50%増加であったが、マイナス0.61%は最も悲観的な予想も下回っている。
また1月の過去12か月間のIBC-Br指数はマイナス4.48%、前年同月比ではマイナス8.12%と過去に例がないほどの落込みを記録、フィブラ銀行チーフエコノミストのクリスティアーノ・オリヴェイラ氏は、今年のGDP伸び率をマイナス4.5%と予想している。
Nova Futura社チーフエコノミストのペドロ・パウロ・シルヴェイラ氏は、今年第1四半期のGDP伸び率をマイナス1.4%、今年のGDP伸び率をマイナス4.20%と予想している。(2016年3月15日付けエスタード紙)