ブラジルの医療保障は、憲法に定めた「国家の義務・国民の権利」として税収を財源とする統一医療システム(SUS-Sistema Único de Saúde)の国民皆保険を実施することが掲げられている。
しかし現実問題として統一医療システムではブラジル国民の医療保障をカバーできないために、民間企業では従業員のため民間医療保険会社の健康保険プランの加入を奨励している。
昨年の民間医療保険会社の健康保険プランの売上は前年比18.5%と大幅減少の1173億レアル、粗利は前年比19%減少の35億レアルに留まっていると国家民間補充医療保健サービス監督庁(ANS)は発表している。
昨年の健康保険プランの売上が前年を下回ったのは2003年以降では初めてであり、昨年12月の民間医療保険会社の健康保険プラン加入者総数は4,970万人に達している。
健康保険プラン加入者総数4,970万人の65%は法人会員であり、400万件の法人契約は30人以下の従業員を擁する企業となっている。(2016年3月9日付けヴァロール紙)