ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)の産業別6セクター対象の景況感調査によると、経済リセッションは継続しているにも関わらず、1月の景況感は5セクターで前月比では若干の改善が見られたが、分岐点である50ポイントを下回っている。
1月の企業経営者の景況感調査では78ポイントと前月比2.6%増加、サービスセクターは2.8%増加、小売セクターは6.4%増加、一般消費者セクターは2.5%増加、雇用セクターは5.4%増加、唯一建設業セクターは0.7%減少している。
テンデンシアス・コンスルトリア社エコノミストのラファエル・バシオッティ氏は、高止まりするインフレ、縮小しているクレジット、失業率の増加、実質賃金の減少など経済リセッションからの回復には程遠いと説明している。
ジェツリオ・ヴァルガス財団経済サイクル研究所のアロイジオ・カンペロ主任は、昨年8月から鉱工業部門の企業経営者の景況感下落は止まっており、1月の景況感調査では19セクターのうち12セクターで改善の兆しがみられると説明している。
ラヴァ・ジャット作戦関連汚職問題の波紋拡大で、インフラ整備セクターや建設不動産セクターが壊滅的なダメージを受けているために、2010年7月の調査開始以降では最悪の景況感悪化を記録している。
クレジット保護サービス(SPC Brasil)並びにブラジル小売販売業者連盟(CNDL)の1月の景況感調査によると、前月の40.03ポイントから42.03ポイントと2.0%上昇したが、景況感分岐点の50ポイントを大幅に下回っている。
また経済リセッションにも関わらず、1月の取引件数の景況感は前月の54.97ポイントから58.50ポイントに増加、今年上半期の売り上げ予想では30%の企業経営者が増加に転じると予想している一方で、20%は減少すると予想している。(2016年2月11日付けエスタード紙)