昨年の連邦政府の名目公的債務残高は、GDP比66.2%に相当する3兆9270億レアルに達し中銀が正式な統計を取り始めた2006年以降では最大の名目公的債務残高を記録、2014年12月末の名目公的債務残高はGDP比57.2%であった。
昨年、世界3大格付会社の米国フィッチ社並びにスタンダード&プアーズがブラジルの長期外貨建て債務の信用格付をBBB-からBB+に引き下げ、また世界3大格付会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスは、現在のブラジルの信用格付は投資適格級で最低の「Baa3」を維持しているが、格下げ方向で見直す方針であり、今年は更なる信用格付けの見直しでブラジル国債の金利上昇が避けられないために、2016年の連邦政府の名目公的債務残高はGDP比70.7%まで達すると予想されている。
2015年末の連邦政府の純公的債務残高は、GDP比36%に相当する2兆1,360億レアル、利払いはGDP比8.46%に相当する5,017億8,600万レアルであったが、2014年の3,113億3,800万レアルから大幅に増加している。
ドル高の為替を抑制してレアル通貨の安定のために2015年中に中銀によるドル介入の為替スワップオペレーションでは897億レアルの赤字計上を余儀なくされていた。
経済リセションや連邦会計検査院(TCU)が粉飾会計と定義して違法性を指摘した繰越残556億レアルの一括返済を余儀なくされたために、2015年の中央政府並びに地方政府を合わせた財政プライマリー収支は、GDP比1.88%に相当する1112億レアル億レアルの赤字を計上した。
昨年の地方政府(州・市)の財政プライマリー収支は、GDP比96億8,400万レアルの黒字を計上、州政府の黒字は90億7,500万レアル、市町村は6億900万レアルの黒字を計上、公社はGDP比0.07%に相当する42億7,800万レアルの赤字を計上していた。(2016年1月30日付けエスタード紙)