2015年の社会保障院(INSS)の負債残高は前年比51.4%増加の858億1,800万レアルに達し、毎年負債残高は上昇の一途を辿っているため連邦政府は早急な年金・恩給政策の改革を求められている。
昨年の社会保障院(INSS)の農村部の負債残高は、最低サラリーのインフレ以上の調整で更に負債が増加して909億5,900万レアルに達したが、農村部の収支は失業率の増加に伴って大幅に減少して51億4,100万レアルの黒字に留まった。
2012年の社会保障院(INSS)の負債残高は408億2,400万レアル、そのうち農村部の収支は653億7,200万レアルの赤字を計上、都市部は245億4,700万レアルの黒字を計上していた。
前記同様に2013年の負債残高は498億5,600万レアル、農村部は741億9,800万レアルの赤字を計上、都市部は243億4,200万レアルの黒字、2014年はそれぞれ566億9,800万レアル、820億3,200万レアル、255億3,000万レアルとなっている。
今年の社会保障院(INSS)の負債は財政プライマリー支出の44%相当が予想されており、最低サラリーまでの年金・恩給受給者の調整率の計算方法は、過去2年間のGDP伸び率と前年のインフレ指数である全国消費者物価指数(INPC)をもとに計算されてインフレ指数以上となるために計算方法の見直しを迫られている。
また85/95法と呼ばれる年金入りの最低年齢の引上げの実施、恩給受給条件の厳格化、公務員の年金改革などで早急な社会保障院(INSS)の負債軽減が不可欠となっている。(2016年2月1日付けヴァロール紙)