ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、2015年12月の平均失業率は、6.9%と12月としては2007年の7.4%に次ぐ高い失業率を記録している。
また昨年1年間の平均失業率は6.8%と2014年の4.8%を2.0%上回っており、2010年から連続して減少を続けていた失業率が増加に転じ、経済リセッションが深刻化してきている。
2015年の平均失業者は170万人で2014年の120万人を42.5%上回っているが、2003年の失業者270万人に対して35.5%に相当する94万人下回っている。
2015年の労働人口は前年比1.4%減少の2,330万人、そのうち民間企業の労働手帳に記載される正規雇用は全労働人口の50.9%に相当する1,210万人、前年の50.3%に相当する1,170万人から40万人増加している。
また昨年の平均サラリーは前年比3.7%減少の2,265.09レアルと2004年以降では初めて前年を下回り、特にベロ・オリゾンテ市では4.6%減少、リオは4.0%減少、サンパウロは4.0%減少している。
2015年の女性の平均サラリーは男性の75.4%と2014年の74.2%から1.2%上昇、2007年の70.5%から約5.0%格差が縮小、黒人・褐色の人の平均サラリーは2003年から2015年にかけて52.6%増加した一方で、白人は僅かに25.0%の増加率に留まっている。
しかし2013年の黒人・褐色の人の平均サラリーは白人の半分にも満たない48.4%であったが、2015年には59.2%に上昇して格差が縮小してきている。
2003年の就学年数が11年以上の労働者は全体の46.5%であったが、2015年には66.5%まで上昇、2003年の大卒は全体の13.8%であったが、2015年には22.0%迄上昇している。
2014年12月と昨年12月の6大都市圏の平均失業率比較では、レシーフェ市は5.5%から10.0%、サルバドール市は8.1%から11.9%、ベロ・オリゾンテ市は2.9%から5.9%、リオ市は3.5%から5.1%、サンパウロ市は4.45から7.0%、ポルト・アレグレ市は3.6%から5.9%とそれぞれ大幅に増加している。
(2015年1月28日付けブラジル地理統計院(IBGE)サイトより抜粋)