ブラジル地理統計院(IBGE)の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、2015年8月~10月の失業者総数は、前年同期比38.3%増加に相当する251万3,000人増加して900万人以上が就職活動を余儀なくされている。
2015年8月~10月の失業率は9.0%と全国家庭サンプル調査(Pnad)が始まった2012年以降では最高の失業率を記録、2015年末のクリスマス商戦向け臨時雇用数は、11月のブラックフライデーの売り上げ増加の影響や一般消費者の景況感悪化などの要因で、例年以下の臨時雇用に留まったと予想されている。
2015年8月~10月の民間企業の労働手帳に記載される正規雇用は、前年同期比マイナス3.2%に相当する92万7,000人減少、非正規雇用はマイナス2.1%に相当する18万人減少している。
また2015年8月~10月の民間部門のハウスキーパー雇用は、前年同期比2.6%増加に相当する4万4,000人増加、公務員はマイナス1.3%に相当する3万7,000人減少、小規模事業主は5.7%増加に相当する29万9,000人増加、自営業者は4.2%増加に相当する88万3,000人増加となっている。
ブラジル国内経済のリセッションによる製造業部門の雇用減少、ラヴァ・ジャット問題関連の建設業部門の雇用減少などの影響で、サービス業部門の雇用も大幅な雇用減少につながって小売サービス業からハウスキーパーなどの労働賃金の低い雇用増加につながっている。
自営業者の平均月収は1,419レアルとブラジルの平均月収1,895レアルよりの25%低く、ハウスキーパーの平均月収はサービス業の平均月収よりも60%低い742レアルに留まっている。(2016年1月16日付けエスタード紙)