回復傾向が見込めないブラジル国内経済のリセッション継続、ラヴァ・ジャット関連汚職問題による国会の空転、インフレ指数の高止まり、中国経済の予想を上回る停滞、米国の金利引上げ予想など国内外の景気悪化の影響を受けて、製造業の生産は低迷している。
全国工業連合(CNI)の生産活動状況調査によると、2015年11月の製造業部門の生産指数は軒並み悪化しており、11月の設備稼働率は前月の77.4%から77.0%に減少、前年同月の80.8%から約5.0%下落している。
また昨年11月の製造業部門のインフレ指数を差し引いた実質売り上げは前月比2.7%減少、前年同月比では13.3%と大幅に減少、全国工業連合(CNI)経済班のフラヴィオ・カステロ・ブランコ取締役は、早急なブラジル経済の活性化政策導入が行われなければ2016年の製造業部門の失業率は、更に増加すると指摘している。
昨年11月の製造業部門の失業率は前月比0.8%増加、前年年同月比8.5%増加、前記同様に労働時間は1.7%減少、12.1%減少、サラリーは0.4%減少、9.1%減少している。
2016年の最低サラリーの調整率は11.68%とインフレ指数を1.0%以上上回っており、企業経営者にとっては労働コスト上昇につながるため失業率増加が避けられないと全国工業連合(CNI)では見込んでいる。(2016年1月16日付けエスタード紙)