ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)の発表によると、今年のGDP伸び率は一般家庭の消費減少に拍車がかかって前回予想のマイナス3.3%からマイナス3.6%に下方修正している。
今年下半期の製造業部門は過剰在庫による生産並びに雇用調整、高止まりする政策誘導金利(Selic)に伴う商業銀行の金利高、ドル高の為替、中国経済の停滞、インフレ指数の高止まり、ラヴァ・ジャット作戦関連汚職による政治の停滞や経済政策対応遅延ですでに景気の下方スパイラル(悪循環)に陥っており、2016年も経済リセッションの継続で更なるマイナス成長が予測されている。
今年の一般家庭の消費は前年比マイナス3.7%、2016年の一般家庭の消費は前年比マイナス3.6%とIbre/FGV研究所のシルヴィア・マットス調査員は予想している。
また今年の失業率は8.5%、2016年の失業率は11.7%まで上昇して200万人が失業、2016年のインフレ指数を差引いた実質サラリーは3.5%減少とシルヴィア・マットス調査員は予想している。
2016年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は7.4%と今年の10.5%から減少予想、2016年の公共料金値上げはドル高の為替でドル払いのイタイプー水力発電所の電力エネルギー値上げが牽引して8.5%に達すると予想されている。
昨日発表された中銀の最終フォーカスレポートによると、14.25%に据え置かれている政策誘導金利 (Selic)は今後3カ月以内に14.75%に引き上げられ、来年6月もしくは7月に15.25%に達して年末には14.50%~14.75%、2017年は12.00%がそれぞれ予想されている。(2015年12月15日付けエスタード紙)